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※この話はH×Hの現在のアニメではなく、最初に作られたアニメオリジナル作品を元に書いています。
映像をそのまま文章にすると分かりにくいので、部分省略や前後を変えてみたりと、わりと自由に変更してます。場所によっては主観捏造がはいっています。
アニメそのままだと思わないで下さい。要注意。
そんなものすでに忘れた。とか、意味分からない。少しでも分かりたい。
そういう補完にお使いください。
加えて後半になるにつれて、適当になるのは力尽きたからです。
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■1日目
3次試験が終わり、ハンター試験受験者たちは再び協会の飛行船に乗り込み次の試験会場へと向かっていた。
眼下には青い海が広がっており、3次試験開場であった森林地帯とは様相を変えている。
海といっても一面が海という状態ではなく、ところどころに島や岩が浮かんでいる。それほど深海が広がっているわけではなさそうだ。
飛行船が陸に足をつけたのも、そんな島々の中のひとつであり、交通や文明とは縁遠く、岸壁や森林を持ち合わせた広めの小島。
しかし、幾人かの受験者は、少し首をかしげていた。その島々の周りにはたくさんの難破船や、ちぎれたなんらかの残骸が海の表面を飾っていたからだ。
ここが次の試験会場か?
そう思った。
36人の受験者を迎えたのは、二人の老夫婦。
バナー(婆)とジナー(爺)と名乗った老夫婦の後ろには軍艦を改装した大きなホテルがあり、3日後から4次試験を行うのでそれまで休んでください。と告げられる。
この島には試験ではなく、休息時間であったと安堵する受験者たち。
やれやれと列を成してホテルに入り込もうとするが、ストップがかけられる。
宿泊費は1000万ジェニーだと老夫婦は言ったのだ。
法外すぎる価格に払うことができず、不満の声があがる。
それに対し、老夫婦は交換条件を出した。
いわく
「別の支払いを提案しております。それは現物です。各自、難破船を詮索し、お宝を持ってきてください。お宝と交換で宿泊費とさせていただきます」
との事。
振り返ればたくさんの難破船がある。
受験者はその内容を聞き、休息だと安心した気持ちからやはり試験の一環なのか? と再び疑問をもち宝探しを始めるのだった。
受験者たちは各自、海にもぐり宝を探し出す。
沈んだ船の中や、岩にのぼり割れた船内にはたくさんの金銀財宝。
ジュラ3世の往還や、イング女王に献上予定だった太陽の錫状など。
ゴンとキルアは海の中を遊ぶように、宝を求めてもぐっていた。
一方クラピカはというと、ひとつの難破船でトカゲ(?)を模したお守りを見つける。
「これは……」
クラピカはお守りをじっと見つめる。
数時間後。
おのおの宝を持ち、老夫婦の前に列をなす。
ホテル代とすべく、宝を譲渡するために。
ゴンとキルアは宝石を持ってきて部屋を勝ち取り、レオリオが意気揚々と持ってきたのはただの大砲の弾だった……。
そしてクラピカが持ってきたのは先ほど見つめていたお守り。
ジナーの前にそれをさしだし、彼は聞いた。
「これはクルタのお守りだ。あの難破船はいつからあそこにあるのだ?」
「私たちが来た時にはすでに流れ着いていたものです。クルタ族について教えられる事は何もありません」
「そうか」
そしてクラピカも部屋の鍵をもらった。
その後自由時間となり、ゴンとキルアは魚釣りをして遊び、楽しい時間をすごす。
クラピカはじっとクルタのお守りを見つめていた。
レオリオはクラピカと同室で、思い込むクラピカの様子に何かを思う。
トンパは部屋でピンチに嘆いた。
同室なのはイルミ。イルミの針だらけの様子に冷や汗をたらす。
そのときソミーの「部屋を替わりたい」という声を聞き、意気揚々とチャンジ。
そして入った部屋はヘビ使いと同室で部屋を埋め尽くすヘビに部屋を出る。
そして更にチェンジを声だかに訴える人を見つけ、部屋を替わる。
変わった先はヒソカであり、トンパは脱力するのである。
ゴンとキルアは同室でほのぼのしていた。
日も暮れ赤やけの中、クラピカとレオリオはひとつの沈没船の中に居た。
クラピカは声静かに、油を船内にまく。
「この船、クルタ族のか?」
「ああ」
「ルームメイトが心配で様子をみにきたが、いらぬおせっかいだったようだ。じゃあな」
「レオリオ」
「なんだ?」
「火を貸してくれないか」
了承し、マッチを投げるレオリオ。
火をおこし、船の残骸から燃え盛る緋色の炎を見つめ、クラピカはレオリオを背に自らのことを語る。
クルタの緋の目のこと。
幻影旅団に滅ぼされたときのことを。
「この船もおそらく幻影旅団の手から逃れようとして難破したのだ」
ボーッと汽笛がなる。
「弔いの汽笛だ」
レオリオの言葉にクラピカはうなずきお守りを海へと投げ込んだ。
そして想いを新たに、燃える船に宣言するのだった。
「幻影旅団はこの手で捕まえてみせる!」
と。
少し時間はもどり、ホテル内。改装されていない軍艦の部分を探検して遊ぶゴンとキルア。
ブリッジにたどり着き、そこの電源が生きていることに喜びボタンを押して遊ぶ。
その押したボタンが汽笛をならし、クルタ族を弔う歌の代わりに成り果てたことを、彼らは知らない。
そして
おのおの部屋で休む。個性の強い受験生同士で多少トラブルもありつつも、夜は更けていくのだった。
「そろそろですよ」
老夫婦は寝静まったころ。ゆっくりと動きだす。
彼らが乗ってきた飛行船にのって、受験者を島に残し離脱するのであった。
■2日目
取り残された36人の受験者達。
ホテルは軍艦を改造されたものなので、甲板があり、その上で途方にくれる。
お代と支払った宝は置き去りで、やはりこれは試験なのかと疑問が浮上する。
一旦落ち着きを取り戻した後「手がかりを探そう!」と、探し出しはじめた。
ポンズとポックルは無線機をいじる。無線機は壊れていないものの、電波はいっこうに通じない。
クラピカは地図、レオリオはコンパスを見つける。
地図はゼビル島への地図で、コンパスさえあればゼビル島へとたどり着けるとわかり、受験者の何人かが各個ゼビル島へと移動しようとする。
だがその行動を止めるクラピカとハンゾー。
この地図では方角は分かっても距離はわからない。食料と水はどうすればいい? そしてハンター試験はトラップだらけだ。このメモがトラップだったらどうする?
そう訴えるが、到着時に聞いた「3日後に4次試験が開始される」という期限という事実があり、10数人がおとなしく待つことを選択できなかった。そして、各々ゼビル島へ向かうと船の調達をしに単独行動をとってしまった。
ハンゾーは何かあったら団結して動いたほうがいいと、離脱者を止めにいこうとするが失敗。
彼は独白する。
「しかしわからないのが、この試験の目的だ。
何かをいわれたわけじゃない。
あるのは軍艦(ホテル)。無数の難破船。残された宝。
すべておいて俺たちに判断がゆだねられている。
いったい何を試そうというのか。
大体なんでこの場所にはこんなにも難破船が集中しているのだ。
……やっぱり妙だ」
無線機はいつまでたってもつながらない。
「いっそ嵐でもきてくれれば、気圧が変わって何かが飛び込んでくるかもしれないけど」
ポックルはやれやれと無線を片手につぶやく。
その台詞にポンズは冗談じゃないと反応をしめす。だがそれはとても真実に近いところをついているはずなのに流してしまう。そう考えたくもないという心理がそうさせているのかもしれないが。
そして、彼らは気づかない。軍艦の一番高い位置にあるブリッジの外壁に張り付くふじつぼに。だからその意味にも気づくことはない――。
離脱者は船を探し、残ったものは手がかりを。割れた思想だがひとしく彼らは島内をくまなく探求する。
くしくも昨日と同じ用に。だがその行動とする意味は大きく違ってしまっていた。
クラピカとハンゾーはブリッジに来ていた。
あれから時間はたっている。集められた情報をもとに、そろそろ新しい指標をださねばならない。クラピカはブリッジにたたずみ思案する。
離反者の説得はどうなったと、ハンゾーにといただせば、彼は軽く肩をすくめる。
そう。離反した受験者は誰一人説得に応じなかったのだ。
「仕方ない……」
クラピカも半ば予測がついていた。
ここまで来た猛者達だ。自分に自信があり、我が強いのは間違いない。同じ立場の受験者の意見に早々従うわけがない。さらに協力してくれ。と声をかけたところで、鼻で笑われるのがオチだろう。
まして説得する根拠は何一つなく、単なる感でしかないのだからなおさらだ。
「この海域、嫌な感じがどんどんする。何かおきるぜ」
「それこそがこの試験の本番なのだろう」
クラピカが青から赤へと移行する空と海を眺め、ハンゾーの感へと同意する。
彼としては答えを求めたものではなく、独白に近かったのだが。
「それが残った奴の相違だぜ」
そのように、ブリッジの扉の先から声がつながれる。
振り向けば、レオリオの姿、そして10人を越える受験者の姿があった。
(原作24人の中から以下の人間を除く。ゲレタ・ソミー・イルミ・ヒソカ・アモリ兄弟+船内を探索中のゴン・キルア)
「今出来ることのひとつ。それはリーダーを決めることだろ?」
そしてハンゾーがリーダー。クラピカがサブリーダーに任命される。
リーダーが任命され、今後の指針をあらたにしたとき。
ゴンとキルアがひとつの本を持ち込む。
それはこの船の航海日誌だった。
「この船は戦争末期にこの島に固定され砲台として使われていた」
航海日誌を読み上げるクラピカ。
航海日誌にはいくつかの情報があった。
ゼビル島への距離が近いことも。
その情報に場が湧くが、それも一瞬だった。
探索に当てた時間は容赦なく1日の大半をつみとっており、すでに日が沈もうとしている状況。
だがそれ以上に夕日をゆがませる竜巻上の大気のゆがみが目視できたからである。
「鳥たちが怖がっている」
ゴンが空で騒ぐ鳥の様子をみていた。
連絡管から無線に張り付いていたポックルの声が届く。
「無線に変化があった」
そして続く彼の推測。
通信が使えなかったのは、大気の異常によりノイズが走っていたせいだと。
今見える竜巻上の大気のゆがみ。それは日没になり、太陽の角度が変わり肉眼で見えるようになったのだという。
日誌を再び読み上げるクラピカ
「電波障害発生。兆候が現れ撤退準備を始める。
第一波襲来が予測される。その前に。
それは予想どおり10年に1度の周期だ」
日誌に書かれている現象。それはまさに今の状態ではないか。
今晩、竜巻と渦潮が一体になって襲ってくる。
ブリッジは驚きと恐怖で占められた。
最初に離脱した8人を乗せた船が、徐々に訪れる異常気象に巻き込まれ沈没する。もはや救出は不可能。
何人かが渦の中に巻き込まれ命を落とした。
そしてゲレタの小船も潮の流れに巻き込まれようとしていた。
だが、まだ無事な様子にゴンが海へと飛び込み、そしてなんとかゲレタの小船に乗り込む。
キルアやハンゾーはその様子を「馬鹿っ」といいながらもフォローのために別のボートに乗る。ロープをもって。
そして、ゴンは釣竿をふりかざし、キルアへ針先をなげる。キルアはきゃっちしロープを糸につなぎ合わせる。ゴンはリールをひき、ロープがキルアとつながる。
その後、陸ではキルアとゴンの乗るボートをひっぱるため残った人たちで、ロープを陸へとひっぱり、ゲレタの命を救うのだった。
軍艦の中で夜をあかす助かった受験者たち。
朝を向かえ、水位が減るのだが、日誌には不吉な事がかかれていた。
「24時間後にもう一度くる」と。
そして、ホテルと化した軍艦より高い位置にあるフジツボに気がつき、このままではこの軍艦も沈んでしまう。
受験者達に再び恐怖が襲った。
■3
昨日より激しい潮をのりきれる船なんてない。
受験者達は騒然となる。
「この船がある」とホテルになっている軍艦船を指し示すゴン。
鉄の塊になって島と一体化していたと思えたこの船は、エンジンが生きており、本当に動く可能性がありそうだった。
「この岩場から離れれば!」
期待を見出した受験者達。
「船の状態を調べるんだ。1時間後にまた落ち合おう」ハンゾーの指示に皆が船を調べ始める。
そして1H後。軍艦の見取り図をみなで囲みながら問題点を洗い出していく。
「どうやって岩礁から脱出するか」
軍艦船は島に固定されている。固定部分を切り離さなければならない。
「側面の切り離しはオレにまかせろ」爆弾物の取り扱いに手馴れたキュウが申し出る。
「問題は艦首部だ。完全に島に飲み込まれている。生半可な威力ではびくともしないだろう」軍艦の艦首は島にがっちりとくいこまれており、確かにちっぽけな爆弾では切り離せそうもない。
「この船の大砲を使おう。40cm砲4本による連続射撃。それしかない」
クラピカが提案する。
「だがそれなら動力を砲台にまわす必要がある」とポックルが提案し、ポンズとともにエンジンの調整にいくと申し出る。
「砲弾はどうする?」に対して、レオリオが知っていると意見を出す。
「あの前面の岩盤を砲撃し、亀裂が海面まで走ればこの船は島から切り離される」
切り離された後、船を後方に動かさないと岩に埋もれてしまう。
ということでスクリューも整備しないといけない。
「海草の撤去はオレ達がやるよ」とゴン。キルアは不満そうだが、ゴンのパワーに押され納得。
問題はそれくらいか。後は実行のみ。
間にあうか? やるしかない! ここにいる24人で難関を越えるしかない!
船の高い位置から動き回る彼らを見るヒソカとイルミ
「おやおや。みんな活きがいいこと♠」
側面は赤鼻の指示により、皆で爆弾を仕掛ける。
ゴンとキルアは海にとびこみ、スクリューの海草を取る。
クラピカはマニュアルを読みながら、司令室の機材を触る。
ハンゾーとクラピカ
「クラピカ。どうだ。手法の発射プロセスは。こっちは順調だ。第一、第二ともに状態は悪くない。連射は可能だ。砲弾の装填システムのほうもわかったぜ」
「そうか」
「後は実際に砲弾をセットするだけだ。レオリオのやつ、本当にコイツの砲弾をみたんだろうな。館内には一発も残されていないようだが」
潜水服をきて海にもぐるレオリオ。
沈没船の中から砲弾をとりだす。
砲弾の引き揚げ作業は順調に見えたが、沈没船がくずれ、レオリオが埋まってしまう。
一方ポンズとポックルはエンジンのある部屋にきていた。
「蒸気タービンエンジンか。こいつが動かないとオレ達は海の藻屑だな」
夜になり、雲が増え、大気があれてくる。
側面の切り離しは無事成功。
砲弾の装着も順調。充分な数が装着された。
主砲への動力回路はととのい、後はエンジンのスイッチを入れるのみに。
だが、レオリオが海中に埋まって、救出できていない事をクラピカとハンゾーが知る。
潜水服はレオリオの着ている1着のみ、下手な救出は二次遭難の可能性が高い。
最終判断はクラピカにまかされる。
荒れる海。
レオリオの救出を諦めかけた時、ゴンがそのことを知り海へと飛び込む。
救出はゴンに任せ、他の準備をしていく。
「18:30に計画を実行する! 各自それに向け準備を行え!」
宣言をする。後10分以内にゴンはレオリオを助け出さないといけない。
だが救出に向かったゴンは、レオリオを見つけたものの、埋められたレオリオを助けた時にまた瓦礫が崩れ逆に埋まってしまう。
ポックルとポンズはエンジンを起動し、動力を主砲へ切り替える。
主砲へと集中する動力。
海を照らすライトが消される。
この暗い海では目標とする光がなかったらゴンが困ると、トンパは懐中電灯で海を照らす。
ハンゾー達は砲弾を充填し、砲先を目標に合わせる。
後は引き金を引くだけ。30までの残り3分。
ゴンたちはまだ救出されていない。
海のそこでは、レオリオは気がつく。
ゴンの姿に驚き、自分の潜水服の中にある空気をゴンに渡す。
ゴンが覚醒したのに気がつき、また気を失うレオリオ。ゴンはレオリオをかかえ海面へと上がる。頼りはトンパが照らすライトの光。
一方、クラピカは主砲の発射指示に悩んでいた。
ゴンとレオリオという仲間を見捨てれるのか? 思い悩む。
だがキルアが感じ取った「ゴンたちはもう大丈夫だ!」との言葉に気を改め、発射の指示を出す。
1砲
崩れる岩盤。
2砲、3砲と発射し、岩盤を完全に切り離し、スクリューを稼動しその力で抜け出す。
ゴンはトンパと一緒に船が動いた事を喜ぶ。
レオリオをまず引き上げる。ゴンは船につかまっているが、まだ身体は海上にあった。
その時、座標にのりあげ、船を大きな衝撃が走る。
その衝撃でクラピカは転倒し気を失い、
ゴンは手すりから手が離れ、また海へと流されてしまう。
「船が竜巻との相乗効果で傾きがとまらない! このままでは転覆する。何かうつ手はないか? クラピカ! 返事をしてくれ」
ハンゾーが呼びかけるも、操舵室にはクラピカの姿しかなく、クラピカは気を失っている。
揺れる船体。
ゴンはなんとか船につかまっていたが、水流により息ができないでいた。
もうだめだ。と気を失い手が離れる。という瞬間。ヒソカの手が差し伸べられ助けられる。
一方、クラピカの居るブリッジでは、イルミがクラピカにかわり舵をとっていた。
そして長い夜が終わる。
軍艦船は凪いだ海に漂っていた。
迎えにやってきた飛行船をみながら、受験者達は喜ぶのであった。
その様子をみるヒソカのもとに、イルミがやってくる。
「おつかれ♦」
イルミは手をあげて、ヒソカに答えた。
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